開眼! JavaScriptを読んだ
javascriptは今まで必要に迫られてたびたび書いてきたが、それでもあまり好んで書く言語ではなかった。 クラスベースのオブジェクト指向に慣れ親しんだ自分の感覚と異なる世界が広がっていたこと、また、ちょっと分かりづらい癖のようなものが多いと感じていたことなどが理由でとっつきにくい感じを持っていたと思う。
しかし、最近javascriptを読み書きしなければいけないことなどが増え始めたので今までなんとなくでごまかしてきたところをちゃんと理解しようと思ってO’Reillyの開眼! JavaScript ――言語仕様から学ぶJavaScriptの本質を読んだ。 これまでもいくつかjavascriptの本を読んできたけど、この本は結構良かった。
- 本書の対象はjavascriptの言語仕様に絞っているので180ページぐらいの薄い本でシュッと読める
- 基本的に簡潔な説明 + サンブルコード + コードに含まれるコメントで構成されていて、理解がしやすい
- 自分があんまり理解できていないと思ってきたjavascript独特のところが説明されている
- 1つのことをしようとするときにいくつかの方法があることを示しながらもどれが非推奨となっているかも説明してくれる
- はまりどころや、ES6で改善する箇所も書いている
などが嬉しかった。
他のクラスベースのオブジェクト指向言語を使っていてjavascriptにとっつきにくさを感じている人が、javascriptを理解するにはいい本なのではないかな。
実際にJavascriptを書いていこうとすると、非同期処理をうまく書くためのパターンや、フレームワークの知識、環境ごとの知識(ブラウザならwindowとかDOM、サーバサイドならnode.jsなど)も必要になってくるけど、それらは前提としてこの本の内容がわかっていないとうまく理解することができないと思うので、まずは読んでみてよかった。